車のボディーコーティングを自分でやってみたいけど、
「ムラになって失敗するのが怖い」
「未経験の自分でも簡単にできるコーティング剤を知りたい」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
結論:初心者でも失敗しないコーティング剤はSOFT99から発売されている「鏡艶ミラーシャイン9ヵ月耐久」です。
こちらは2008年3月に発売されたロングセラーのコーティング剤です。
今回は、実際にミラーシャインを使った体験をもとに、施工のコツ・厚塗りと重ね塗りの効果などを、わかりやすく解説します。特にコーティングがはじめてという方には非常に役立つ内容になっています。
ミラーシャインを施工するメリット5選

ここからはミラーシャインを施工するメリット5選を紹介していきます。
拭き取り不要で施工が簡単
まずは拭き取り不要で施工が簡単であることがメリットとしてあげられます。
付属のクロスにコーティング液をつけて洗車後の乾いたボディーに塗り広げて施工します。
ガラスコーティングのような高い技術は不要
ガラスコーティングの施工では、失敗するとムラができてしまいやり直しがきかない、という技術力によるハードルの高さがあります。
一方こちらのコーティング剤はフッ素が主成分なのでその特性からムラになりにくく、初心者でも失敗する心配は少ないと思います。
コーティング液の伸びが非常によく1本のボトルで5~10回の施工が可能
ミラーシャインのコーティング液は伸びが非常によいので、1本のボトルで何回も施工する事が可能です。
初心者の場合、どうしても厚塗りをしてしまう傾向がありますので、結果5回ほどの施工で空っぽになってしまう場合があります。
慣れてくると薄くのばし、上手に施工できるようになってくるので、上級者だと10回施工できたという声もありました。
2025年6月時点でamazonでの価格が1,500円で販売されていたので、10回施工できたとすると1回あたり150円とコスパも非常に良いですね。
コーティング成分による防汚効果がある
ミラーシャインはフッ素が主成分のフッ素コーティング剤です。
フッ素コーティングの特徴として防汚性がありますので、未施工時と比較しても汚れが付きにくく、落ちやすいというメリットがあります。
ミラーシャインを施工するデメリット3選

ここからはミラーシャインを施工するデメリット3選を紹介していきます。
艶はガラスコーティングよりも劣る
商品名が「鏡艶ミラーシャイン」と艶のアピールがされていますが、残念ながらガラスコーティングや固形WAXほどの艶感は感じられませんでした。
施工段階においても、塗り込んだ直後の艶感はそれほど瞬時に感じられなかったのですが、翌日車を見てみるとしっかりと艶が出ていました。
レビューを調べてみたら、同じような意見がたくさん見られたので、皆さんも同じ疑問を感じていることが分かりました。
撥水力に物足りないとの声も
施工直後はコロコロとした水玉状の撥水ですが、しばらくすると疎水系に近い水ハジキになっていくみたいです。
そういった理由から撥水を好むユーザからは少々物足りないとの声もありました。
撥水力の観点から見るとデメリットとも言えますが、一方で疎水系は汚れごと雨で流れていくという汚れにくさのメリットもあります。
青空駐車では9カ月の耐久性は難しい?
コーティングの耐久性は3ヶ月ぐらいはしっかりと感じられますが、半年ぐらいになると撥水効果がだいぶ落ちてきているのが確認できます。
私は青空駐車の環境下で使っていますが、この条件では9カ月の耐久性はちょっとキビシイのではと思います。
ガレージがあり、日頃からボディメンテナンスをしっかりとしている場合とでは結果は大きく違ってきそうです。
③コーティング施工の手順とおさえるべきポイント
ここからは私の体験談をもとに正しい施工方法とおさえるべきポイントを紹介していきたいと思います。
①下地処理と洗車が同時に出来るシャンプー

ボディーコーティングをする前に下地処理は鉄則です。
とはいっても、それをするのは根気も必要でなかなか大変な作業ですよね。
そこで、私も愛用している「よく落ちる水アカ鉄粉シャンプー」をご紹介します。
なんと、洗車と同時に鉄粉や水アカを綺麗サッパリ落としてくれるんです。洗浄力が非常に強いので古いコーティングも落としてしまうほどです。
ということで、これからコーティングをする前に楽して下地処理ができるアイテムとなりますので、こちらを是非使ってみてください。
②keepeaの虫とりクリーナー

洗車後に頑固な虫のこびりつきが残っている場合があります。
この状態でコーティングをするのは汚れをコーティング層で閉じ込めてしまうので絶対にしてはいけないことです。
なのでこちらの「keeperの虫とりクリーナー」を使って虫汚れを綺麗に落としましょう。
汚れに直接スプレーして瞬時に虫汚れをふやかし、10秒でスルッと落とすプロ仕様の商品です。
下地処理の根気いる作業も、こちらのアイテムを使うことによって圧倒的に楽にできるのでオススメです。
③虫とりクリーナーの成分を良く落とす
虫汚れが全て取れたら、すぐコーティング作業をする、というのはNGです。
虫とりクリーナーは洗浄力が強く、界面活性剤などが残っているとコーティングの定着を妨げる場合があります。
なので水でしっかりとすすぎ洗いするか、出来たらカーシャンプーで再洗車することで、化学成分の残留リスクをさらに減らせます。
④コーティング液を塗っていく
ここまで出来たら、いよいよコーティング作業に入ります。
コーティング作業は基本乾いたボディーに施工していくので、洗車後はしっかり水気をふき取ってよく乾かした状態で行ってください。
1つ目のコツ:
コーティング液を薄く均一に伸ばしていく事です。
厚塗りをしてしまうとムラの原因やコーティング液を早く消費する事となるので気をつけましょう。
2つ目のコツ:
フッ素樹脂の特性として、一層目でボディ表面をしっかりコートしてしまうと、それ以上の定着はしにくくなります。
ということは、重ね塗りの施工や厚塗りをするというのは意味のない作業となってしまいます。
この2点に気をつけながら施工するのがポイントとなります。
⑤もしムラが出てしまったら
もしもムラが出てしまったら、乾いた柔らかいタオルで拭いてみてください。
コーティング液が多く厚塗りをしてしまうことでムラになる事が考えられます。
薄く塗り広げることでムラも出にくくなると思うので、その場合はふき取りの必要はありません。
また、炎天下での作業やボディーが熱い時の作業もムラの原因になると説明書に書かれています。
ただ、フッ素コーティングのムラはガラスコーティングのガラス被膜のムラとは異なるので、そこまで深刻になる必要はありません。
まとめ
今回紹介したSOFT99から発売の「鏡艶ミラーシャイン9ヵ月耐久」をまとめると、
- 初心者でも安心して施工できる失敗の少ないコーティング剤
- 一回の施工でしっかりとコーティングされるので重ね塗りの必要がない
- ムラが出ても拭き取れば解決する
これからボディーコーティングにチャレンジしようと思っている方の参考になればと、私の経験をもとに初心者に最適なコーティング剤の紹介をさせていただきました。
車もピカピカに!快適なカーライフを送りましょう!