「やっとの思いで中古車を購入したのに、買ってすぐ故障した」
「エンジンが動かなくなった」
「まさかここまでとは…」
そんなショックな声は決して少なくありません。
実際、中古車購入にはさまざまな失敗談やトラブル事例があり、「買ってすぐ壊れた」というケースも決して他人事ではありません。
この記事では、中古車購入後によくある故障やその原因、さらに失敗しないために知っておきたい5つの対策を詳しく解説します。
中古車購入を検討中の方も、すでに購入して不安を感じている方も、後悔を防ぐための具体策をわかりやすくお伝えします。
なぜ「中古車は買ってすぐ故障する」場合があるのか?

中古車購入直後に故障するケースは、決して珍しいことではありません。
その背景には以下のような理由があります。
- 納車前の整備が不十分なまま販売されるケースがある
コストを抑えるため、販売店によっては点検や整備を最低限しか行わない場合もあります。結果として、ユーザーが納車後に不具合に気づくことになります。 - 前オーナーの使用状況が車の寿命に大きく影響する
丁寧に乗られてきた車と、乱暴に扱われた車では、見た目が同じでも内部の状態はまったく異なります。走行距離だけで判断できないリスクがあります。 - 事故歴や修復歴がきちんと開示されていないことがある
「修復歴なし」と表記されていても、軽微な修理は記載義務がないため、実質的には損傷歴がある車が含まれることもあります。
このように、中古車の状態は一台ごとに大きく異なり、購入後すぐの故障は構造的な問題ともいえるのです。
失敗談から学ぶリアルなトラブル事例

中古車を買った直後にトラブルが起きると、「やっぱり中古車は信用できない…」という思いが強くなってしまうものです。
ここでは、実際によくある購入直後のトラブル事例を2つ紹介します。
ケース①:エアコンがまったく効かず、真夏の通勤が地獄に
20代女性が通勤用に購入した軽自動車。
納車時期が春だったため、エアコンの動作確認をしないまま契約した。
数ヶ月後、夏に入って冷房をつけたところ、まったく冷風が出ないことが発覚。
整備工場で点検したところ、原因はエアコンコンプレッサーの故障で、修理費は7万円超。
ところが購入時の保証はなく、修理費はすべて実費となった。
試乗時に快適装備の動作確認や保証内容のチェックを怠った結果、購入後に不具合が見つかり、思わぬ高額な修理費用を負担することになってしまいました。
ケース②:エンジンがかからないと思ったら、原因は発電機だった
40代男性が購入したばかりの中古ミニバン。
納車2日目、出先の駐車場でエンジンがうんともすんとも言わなくなり、JAFを呼ぶことに。
最初はバッテリー切れを疑ったが、実際にはオルタネーター(発電機)の故障で走行中にバッテリーが充電されていなかったことが原因だった。
販売店では特に説明もなく、整備記録にもオルタネーターの点検や交換履歴は残っていなかったという。
このように、たとえ購入直後に何の異変がなくても、見落としや確認不足が原因で後から大きなトラブルになるケースは少なくありません。中古車を安心して乗るためには、事前のチェックと情報の読み取りがとても重要です。
中古車購入で失敗しないための5つの回避策

1. 第三者鑑定付きの車を選ぶ
AISやJAAAなどの鑑定機関による評価がある車両は、修復歴や機能の状態を客観的にチェック済みで信頼性が高いです。
販売店だけの説明に頼らず、中立的な視点からの評価がある車を選びましょう。
2. 修復歴と走行距離を正しく確認する
修復歴の有無だけでなく、年式に対して走行距離が不自然に少なくないかなど、トータルで見極めましょう。
整備記録簿の有無も重要な判断材料になります。
3. 現車確認と試乗を必ず行う
ネットだけで購入せず、実車を見て、異音や操作性に問題がないか自分の目と耳で確かめましょう。
可能であれば、エアコンや電装系の動作も確認しましょう。
4. 保証の内容を細かくチェックする
「保証あり」と書かれていても内容は千差万別です。
どの部位まで対象になるのか、消耗品は含まれるのか、保証期間はどれくらいかなど、事前にしっかり確認しましょう。
5. 信頼できる販売店を選ぶ
Googleレビューやカーセンサーなどのクチコミを参考に、誠実な対応をしてくれる販売店かどうかを見極めましょう。
購入後のフォローまで意識して選ぶのが大切です。
故障してしまった場合の対応方法

もし中古車が買ってすぐに故障してしまったら、まずは販売店に連絡しましょう。
保証期間内であれば、修理や交換に対応してもらえるケースがあります。
その際は、不具合の写真や動画、整備工場での診断内容などを記録しておくと、話がスムーズに進みます。
もし販売店が誠実に対応してくれない場合は、消費生活センターや自動車公正取引協議会など、第三者の相談機関に頼ることも検討しましょう。
契約内容と実際の車両状態に食い違いがある場合には、返品や一部返金が認められることもあります。
実際、国民生活センターによれば、中古車購入に関する相談は年間1万件以上にのぼっており、多くの人が同じような問題に直面していることがわかります。
SNSの声「中古車を買ってすぐ故障した…」
ここからは、SNSの声「中古車を買ってすぐに故障した」について解説していきます。
車検2年の中古車買ってもすぐ壊れた。安物はそんなもの。
— 善政希望3公7民😊👍 (@Zenseitou) July 30, 2023
車検2年付きの中古車を買ってすぐ壊れたとは、本当にもったいない買い物としかいいようがありません。
たとえ安物だったとしても、車検2年分の費用も乗っかっていますからね。
俺が中古で買った車も事故歴修理歴無だったけどハンドルが左へ引っ張られる、ドアロックが助手席だけ連動しない、カーステレオが左だけ鳴らない、買ってすぐフロントガラス割れた、バワーウィンドウのスイッチ2回壊れたとメチャクチャやからな
— 或斗@Ship6💫⚒️🌸☁️🎀🎧🍑💖 (@alto5555) September 4, 2022
絶対なんかあったやろ https://t.co/HgNFx4eUeT
これは怪しげな車ですね。
普通ではなかなかこうはならないと思います。
中古販売業者にもいろいろありますから、結局のところ判断すべきなのは信用できる販売店かどうか、という点に尽きます。
中古車買って納車してすぐ壊れたとか騒ぐ馬鹿たまにいるけど当たり前だろ中古の機械なんだから 納車してすぐてことは納車したときは平気だったんだろ? そんなん店のせいじゃないし例えば壊れそうな所だから直しましょうか言ってもあの店は壊れてもない部品交換勧めるぼったくりだ!って騒ぐ…
— けーすけ (@3105love) April 21, 2019
ホントにそうですよね。
買うお店によっても、その後の対応が大きく違ってくるので販売店選びはとても重要ですね。
さらに少しでも不安があれば保証付きのプランで契約する手もあります。
もしも「こちらの車には保証はつけられません。」と断られてしまったら、それは何かがあると怪しむべきです。
まとめ|後悔しないために「準備と見極め」が決め手
中古車は新車よりも安く買える反面、状態のバラつきが大きく「買ってすぐ故障した」「動かなくなった」といった失敗談も少なくありません。
しかし、以下の5つの対策をしっかり行えば、そのリスクを大幅に下げることができます。
- 第三者鑑定付きの車を選ぶ
- 修復歴・走行距離の確認を怠らない
- 現車確認・試乗を欠かさない
- 保証の範囲と期間をしっかり把握
- 信頼できる販売店を選ぶ
安さに惹かれるのではなく、安心できる車を選ぶ目線を持つことが、後悔しない中古車選びにつながります。
焦らず、じっくり見極めて選びましょう。